組踊「銘苅子」
2009.2.11(水) pm2:00
県立博物館講堂
銘苅小学校の児童生徒を中心に組踊「銘苅子」の上演が子ども教室5周年を記念して県立博物館であった。演技に観客は涙涙涙だった。
その演技をスナップで紹介する。
下界に降りてくる天女を待ち伏せる銘苅子
銘苅子が隠れているところに天女が井泉に髪を洗いにくのである。
羽衣を松の枝に掛けて髪洗いをしていると
銘苅子は羽衣を盗って行くところを天女に見つかり、これ幸いと言わんばかりに、天女に妻になるよう言い寄る。
羽衣を盗られ昇天できない天女はとうとう銘苅子と夫婦になるのである。
10年の歳月を得て、銘苅子と天女は女の子と男の子をもうける。ある日天女は二人が歌う子守歌がら羽衣の隠し場所を知り、
すかして二人を寝かせ後ろ髪を引かれながら羽衣をさがしにいくのである。
二人を寝かしつけた天女は羽衣を身にまとい昇天する。目が覚めて泣き叫ぶ子どもを見下ろしながら、天女は断腸の思いで昇天する。
母に去られた二人は毎日のようにさまよい歩き父親の銘苅子を困らすのである。
銘苅子親子を不思議に思った首里王府は銘苅子親子を取り立てる事になり使いの者を行かせ、使いは姉の思鶴は城内で養育し、弟の亀千代は成人したら役人に取り立て、銘苅子には位階を授けることを申し伝える。
銘苅子親子は果報なことだと喜び、一緒に踊りながら帰路につく。
組踊保持者の演技は何の感動もないのに子ども達の演技を涙しながら観劇できた。
今後の銘苅小学校の児童生徒の組踊「銘苅子」子ども教室が10年20年と続く事を祈るのである。