第254回てんてんライブ終わる

tenten34

2013年08月03日 18:54

8月3日 土曜日 はれ



かぎゃで風節
 上下の綾門 関の戸もささぬ 治まとる御代の しるしさらめ
  
恩納節
 明日からの明後日 里が番上り 滝ならす雨の 降らなやすが
     
長伊平屋節
凪の伊平屋嶽や うきゃがてる見よる 遊びうきゃがよる 我玉黄金

中城はんた前節
 思なしがやゆら 今日の月しらや いつよりもまさて かげのきよらさ
     
こてい節
 めぐて春くれば ときわなる松も 緑さしそへて 色どまさる

御前5節で開幕し今回のテーマ「次第下げとネーヰ」の解説に入った。


この図は協会(世礼)と保存会のネーヰについての声楽記号である。

世礼はネーヰの次には多くは次第下げがくると楽典で説明しているが、

保存会は「次第下げに似たところがあるが発声法が異なる。即ち顎を

稍々前方に出すように下げる」と説明。捉え方の違いが歌にどのように

影響するのだろうか。保存会の教本工工四は図から見ると次第下げネーヰを

次第に下げると解釈しているところに世礼の意図との相違点であろう。

擦弦楽器であれば次第に音を上げたり下げたりできるが声楽でそれが

可能だろうか。世礼が言う一種の発声法であるということを重要視し

研究する余地があろう。












関連記事