粟国の塩

tenten34

2010年05月17日 09:45

粟国の塩

タイル職人として数々の賞を受賞した小渡幸信氏が塩づくりのとめ廃業し、平成6年粟国島に立体式塩田タワーを建設、本格的塩づくりをはじめ、平成10年株式会社沖縄海塩研究所へ法人化。自然素材にこだわり手間を惜しむことなく塩づくりを追求する。



製造行程
天日塩&釜炊き塩



ポンプで海水を汲み上げ、タワー内の何本もつり下げた竹から何度も流して濃度20%の鹹水(かんすい)をつくる。


天日塩の場合


鹹水を温室のプールで天日により結晶化させる。夏場20日ぐらい。冬場60日ぐらい。


出来上がった塩を素焼きのかめに移し自然乾燥させる。




最終行程の袋詰め作業。


釜炊き塩の場合


ポンプで海水を汲み上げ、タワー内の何本もつり下げた竹から何度も流して濃度20%の鹹水(かんすい)をつくる。



鹹水を平釜で30時間ぐらいかけてゆっくりかきまぜながら煮詰める。


炊きあがった塩を脱水槽に移し、6日~18日ほどかけて自然乾燥させる。


最終行程の袋詰め作業。




粟国のにがり


粟国のにがりは、粟国の塩が炊きあがったときにできる天然にがりです。
濃縮海水を煮詰めてつくる昔ながらの塩作りから生まれたにがりで、生成りの明るい褐色が特徴です。

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