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琉歌歌碑巡り

2009年04月14日

Posted by tenten34 at 08:38 │Comments( 0 )
辺野喜節

琉歌歌碑巡り

伊集の木の花や 
 あんきよらさ咲きゆり
   わぬも伊集やとて
    真白咲かな 
(詠み人知らず)

歌意:伊集の木の花は、あんなにきれいに咲いている。わたしも伊集の花のように真白に美しく咲きたい。

①伊集の木の花の清純な美しさに憧れ、自分もそのように美しくありたいと願う女の心をうたったものである。 

②この歌は、「野村流工工四上巻・辺野喜節」の本歌として収録されている。伊集の木の花の美しさを歌ったこの歌の節名の由来は、国頭間切の辺野喜が「伊集の木」の産地なので、この節名がついたのであろうといわれている。辺野喜ダムの河口にある辺野喜部落は、戦前は林業が盛んで、辺野喜川は材木や薪を積んだ山原船でにぎわったという。「辺野喜節」は、かつて地元では子どもの満産祝(誕生後七日目のお祝い)の祝宴の座で嘉利の歌としてよく歌われたという。伊集の木は、五月ごろに小さな真白い花がたくさん咲く。昔から、純白の白い花は「美人・純情」の例えとして、歌に詠まれた。この歌には、次のような伝説がある。国王は側女の中城・伊集部落出身で容姿端麗の美女「アヤー」の部屋のみに通われた。そこで王妃がその美女をうらやましく思ってこの歌を詠んだという。国王の名は、尚貞王ともいわれている。純白で清楚な「伊集の花」の美しさをうたった歌は、次のように「伊集之木節」の音曲にのせても歌われる。あの伊集の花や あがきよらさ咲きをり わ身も伊集やとて 真白咲かな。



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