
去る三日金曜日第341回てんてん金曜公演を終えた
今回のテーマは大田節を通しての世礼譜の再考です。
世礼楽譜の特徴は各楽音に対して「ヘイオン・アギオン・サギオン」の
主張です。それの理解がなければ世礼譜の理解は無いといえるであろうと思うのです。アギオンが上吟でサギオンが下吟という定義を使って「ネーヰ」について述べる
世礼は楽典でネーヰを「声を前に稍下方に突出する姿勢で稍下気味の音を持続するのである。その後では多くは次第下げがくるが場合によってはネーヰの下部で音高を降ろすこともある。」と解説し、保存会は「ネーヰは次第下げに似たところがあるが発声法が異なる。即ちあごを稍前方にだすようにしてさげる。」とあり両方とも体現で解説し意味がわかりにくいが次のように説明すると理解しやすくなるのでは・・・。
ネーヰの記号を「%」で表すとすれば二つの型を示すと
「尺%尺・・・上」と「尺%上」で前者は世礼が言うネーヰの次には次第下げgくる。保存会の次第下げに似ていると言うことで、後者は世礼の場合によってはネーヰの下部で音高を降ろすことがあるである。
ネーヰの稍前方に声を突き出すとは音符で示すと「尺尺↑」(尺↑は尺の上吟)で
「尺%尺・・・上」は「尺尺↑・・・上」の発声で、「尺%上」は「尺尺↑上」の発声である。即ち「尺ウスイウルシ尺↑ヌブイ尺↓上」である。サンシンでその音を確認し発声すると理解がたやすいだろう。





※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。